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高松競輪場の再整備「公費支出差止め」求め住民監査請求 予算11億円→75億円に変更…「市民の同意を得たものではない」と指摘

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 高松市が再整備を進めている高松競輪場について、「市民への説明が不十分」などとして市民団体が住民監査請求をしました。

 高松市の監査委員事務局を訪れたのは、市民団体の「高松競輪場75億円を考える会」です。代表の渡辺さんが書類を提出しました。

 渡辺さんによると老朽化した高松競輪場の再整備を巡り、高松市は2018年に「予算11億円」の改修工事としていました。その後、2023年に当初の7倍近い75億円の新築工事に変更していて「市民の同意を得たものではない」と指摘しています。

 また、競輪場や青少年向けのスポーツ施設を併設することはギャンブル依存症や青少年への悪影響があるとして公費の支出の差し止めを求めています。

(高松競輪場75億円を考える会/柏 秀樹さん)
「(この問題は)今まで市民にほとんど知られていない。問題性が広がっていない。認識されていない。そういうところももっと関知していく必要があるということは、今回の住民監査請求の大きな目的です」

 高松競輪場の再整備を巡っては2023年9月、高松市の大西市長が「新たな自転車文化の拠点とする」方針を打ち出し、75億円の補正予算案を高松市議会へ提案し、賛成多数で可決されています。

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