岡山県の伊原木隆太知事の後援会の会計責任者らが政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとして略式命令を受けた問題で、伊原木知事は報告書を訂正したことを明らかにしました。
伊原木知事の後援会の会計責任者ら2人は政治資金収支報告書に虚偽の内容を記載したとして、政治資金規正法違反の罪で2023年10月、岡山簡易裁判所からいずれも罰金100万円の略式命令を受けました。
伊原木知事は19日の会見で後援会など5つの団体について2020年から3年間の収支報告書を訂正し、18日、県選挙管理委員会に提出したと明らかにしました。
訂正された「いばらぎ隆太後援会」の2022年の収支報告書では、計上されていた伊原木知事の父親からの借入金6100万円が削除されるなどしています。
(岡山/伊原木隆太 知事 19日)
「資金提供については借入金ではなく寄付であると認定されたことから、その旨、収支報告書の訂正を行いました」
伊原木知事は会見で「説明できる知識を持ち合わせていない」などとして、訂正した内容を詳しく説明しませんでした。