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「廃業や縮小も考えた…」A型事業所の報酬改定を考えるシンポジウム 前向きな意見も 岡山市

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 2024年4月、就労継続支援A型事業所に国から支払われる報酬に関する規定が改訂されたことを受けて、岡山市でシンポジウムが開かれました。

 シンポジウムには事業所で働く障害者や福祉事業者などが参加しました。

 就労継続支援A型事業所を巡っては、2024年4月に国からの報酬の規定が改定されました。事業所の収支がより重視されるようになり、赤字の事業所は報酬がこれまでより減ります。

 イベントを企画したありがとうファームによりますと全国約4000の事業所のうち半数がこれにあたるということです。

 参加した事業所の運営者からは「最初は戸惑い、事業所の廃業や縮小も考えた」などの意見が多く出ていました。

(ありがとうファーム/木庭康輔 社長)
「(懸念点は)A型事業所の廃業、B型事業所への強引な移行などによって今までやりがいをもっていた仕事を失って収入も失い、安定した生活を送ることが難しくなること。共生社会実現のための一歩になればと思っています」

 事業所を利用する人からは今回の制度改正について「もっと自分で稼げるよ、と国から期待されていると感じた」など前向きな意見も出ていました。

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