岡山県備前市出身のメジャーリーガー・山本由伸投手の応援ツアーを巡り、地元の有志らが公費支出の差し止めを求めた住民監査請求について、市の監査委員が却下しました。
備前市は8月、市内の中高生を対象にアメリカ・ロサンゼルスで山本投手が所属するドジャースの観戦ツアーを実施します。
ツアーは3泊5日の日程で、宿泊費や交通費、主な食費などは市が全額負担し、総事業費は約1億3000万円です。
このツアーを巡り7月2日、備前市民らの有志が「ツアーに参加できる人はわずか200人と不平等で、地方自治法などに違反している」として住民監査請求を行っていました。
これに対して市の監査委員は、7月17日、「法律に定められている住民監査請求の対象には該当しない」として却下しました。
監査請求した有志の代表は「却下の判断は、不当であると言わざるを得ない」としています。