視聴者の皆さんの疑問に答える「みんなのハテナ」です。8月29日は何の日かというと、「や・き・に・くの日」なんです。ということで今回は「焼き肉のハテナ」です。
やってきたのは香川県善通寺市の「焼肉松坂 国道店」です。
(お客さんは―)
「とってもおいしい。タン(が一番好き)、あっさりしてる」
「ハラミ(が一番好き)、食べやすいところ。(焼き肉は)お酒が進む」
「牛タン(が一番好き)。(焼き肉は)身近で焼いているところを見ながらとか、自分で焼いたりして食べられるのがいいな」
大人から子どもまで大人気の焼き肉。「焼肉松坂 国道店」のオーナー、山下リエさんに焼き肉のハテナを伺いました。
「どの部位から順番に食べるといい?」(高松市 ぽん 47歳)
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「まずやっぱり脂の少ないお肉から焼き始めるというのが大事。例えばタン」
山下さんによるとタン、ハラミ、ロース、カルビ、ホルモンの順に食べると、網が汚れるのを防ぐ効果があるそうです。
それに……。
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「胃もびっくりしてしまうので、まずは脂の少ないお肉から食べることで、そのあと胃がずっと元気でいられるかなと思う」
食べる順番でお腹への負担も変わるんですね。
「各部位のおいしい焼き方は?」(高松市 せと わか 69歳)
まずは、「焼肉松坂」で人気ナンバー1のタンのおいしい焼き方は。
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「肉汁がじゅわーっと浮き出してくるのでそれがひっくり返すタイミング。ひっくり返すのは1回。ご家庭で焼く場合も、何回も何回もひっくり返したりするとどんどん肉汁が出て、逃げちゃったりするのでなるべく1回だけ」
タンは、焼きすぎるとかたくなりやすい部位のため、強火で短時間で焼き上げるとおいしくなるそうです。
続いて、ホルモンは……。
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「皮目の方を先に焼いて、そのあと脂身の方を焼いていただくとジューシーに焼き上がります」
まず皮目の方からジワジワと中まで火を通すことで脂がより逃げにくく焼き上がるそうです。逆に、先に脂の方を下にして焼いてしまうと脂も水分もすべて逃げてしまうそうです。
ハラミは強火で焼き、焼き終わったあとは1分くらい寝かすと、にじみ出た肉汁が肉の中に均一に戻っていくのでさらにジューシーになるそうです。
カルビは脂が多いため焦げやすく、中火から強火くらいがおすすめだそうです。
また、ロースは表面は強火で焼き、裏返してからは表面がかるく焦げ目が付くくらいで焼き過ぎない程度がおすすめです。
「お店のようにおいしく食べる方法は?」(丸亀市 みるば 52歳)
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「冷蔵庫から出してすぐに焼くと焼きむらができやすいので、少し室温に戻してから焼くときれいに焼けます」
なるべく高温で焼くことも重要だそうです。また、熟成されてくると色味が黒っぽくなったり緑っぽくなったりするため、きれいなピンク色をしている、新鮮な肉を選ぶことも大切だそうです。
「においがつかない方法は?」(高松市 だんぼ 60歳)
焼き肉、おいしく食べたいですが、食べた後のにおいがどうしても気になりますよね。
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「衣類の消臭スプレーのようなものをあらかじめ先にふっておくとか」
また、「髪の毛」もにおいがつきやすいそうで……。
(焼肉松坂 国道店オーナー/山下リエさん)
「事前にヘアミストとかヘアスプレースタイリング剤とかをしっかりつけて食事されると案外吸収しにくかったりします」
おいしい焼き肉で暑さを乗り切り、秋に向けてスタミナをつけてはいかがでしょうか。