岡山県教育委員会が検討する県立高校の再編整備について、笠岡市議会は、笠岡工業高校を対象から外すことを県教委などに求める意見書案を可決しました。
9月2日に開会した9月定例笠岡市議会で意見書案が提出され、その後、全会一致で可決されました。
笠岡工業高校は、2023年度以降、1年生の生徒数が2年連続で100人を下回り、岡山県教育委員会が再編整備を検討しています。
意見書は、笠岡工業高校同窓会の請願を受けて作られたもので、生徒の多様な進路選択を狭めることがないよう再編整備の対象から外すとともに特色ある学科を設置するよう県教委、県、県議会に求めています。
市議会は、今後この意見書を県教委などに提出する予定です。
(笠岡市議会 総務文教委員会/仁科文秀 委員長)
「地域にとっては大切な高等学校。何とかして笠岡工業高校の存続を今後とも進めていきたい」