17日、香川県多度津町の高校で教室の天井からコンクリートの一部が剥がれ落ちました。けが人はいませんでした。18日は臨時休校にして校舎の安全点検を行いました。
(記者リポート)
「こちらが落下したコンクリートの一部です。重さは約3kg、20cm四方あります。落ちた時、複数の生徒が教室にいましたが誰にも当たらずけがはありませんでした」
コンクリートが落下したのは、多度津高校の2階にある土木科3年の教室です。
高校によりますと17日午前11時40分過ぎ、天井からコンクリート片が突然、剥がれ落ちました。
当時は昼休みで、約20人の生徒がいましたが、誰もいないところに落ちてけがはありませんでした。
(多度津高校/中西一仁 教頭)
「私もすぐに走って駆け付けて周囲の生徒に何もないか、けが人いないかと声を掛けた」
高校では17日午後から生徒を全員帰宅させました。18日は臨時休校にし、専門の業者に委託して校舎の安全点検を行いました。
校舎は1966年に建設されたもので約15年前に耐震改修工事が行われたということです。
(多度津高校/中西一仁 教頭)
「きょう点検をしてその結果を受けて、県教委などと連絡を取って早急に生徒の安心安全な学校になるように対応したい」
生徒が負傷する可能性もありましたが、香川県教育委員会では「けが人がなく、現場の状況を十分に把握できていない」として多度津高校でコンクリートが落下したことを発表していません。