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上司をナイフで刺して殺そうとしたなどの罪 元会社員の男(50)が起訴内容を一部否認「殺すつもりはありませんでした」 高松地裁

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 高松市の路上で上司をナイフで刺して殺そうとしたなどの罪に問われている男の裁判員裁判が始まりました。男は起訴内容を一部否認しました。

 殺人未遂や業務上横領などの罪に問われているのは、さぬき市志度の元会社員の男(50)です。

 起訴状などによりますと、男は2023年7月、高松市の路上で当時、勤めていた会社の上司の男性(62)を殺害しようとゴルフクラブで首を殴った上、胸を果物ナイフで刺した罪などに問われています。

 21日の初公判で男は「殺すつもりはありませんでした」と殺意は否認しました。

 冒頭陳述で検察側はゴルフクラブと果物ナイフ、2つの凶器を持っていたことや、一歩間違えれば被害者は死亡していたと非難しました。

 一方、弁護側は「被害者を痛めつけようとしただけ」「意図的に刺してはいない。もみ合いの中で刺さった」として傷害罪にとどまると主張しました。

 判決は11月5日に言い渡される予定です。

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