三豊市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑い事例が確認されました。香川県が遺伝子検査を行っています。
香川県によりますと7日午前、三豊市にある採卵用の養鶏場から「死んだニワトリの数が増えている」と西部家畜保健衛生所西讃支所に通報がありました。
西讃支所が立ち入り検査し、簡易検査を行ったところ、10羽中7羽で高病原性鳥インフルエンザの「陽性」を確認しました。
東部家畜保健衛生所が遺伝子検査を行っていて7日中に検査結果が判明する予定です。この養鶏場と関連の養鶏場では合わせて約7万羽のニワトリを飼育しています。
香川県では養鶏場で消毒作業を行い、周囲の養鶏場にもニワトリと卵を移動しないよう自粛を要請しています。
(香川県/池田豊人 知事)
「疑似患畜が確認された場合に、速やかに防疫措置に着手をしたいと思いますので。万全の準備を整えていただきたい」
香川県は午後5時半に対策本部会議を開きました。
高病原性鳥インフルエンザと確認された場合、約7万羽の殺処分と埋却を行うことや、養鶏場から半径3km以内のニワトリと卵の移動を制限することなどを確認しました。