金メダリスト日下尚選手の母校・高松北高校。そこに、日下選手をもしのぐ才能が開花しています。
レスリング部3年吉田泰造選手。クラスでは人気者。いざマットに立つと、柔軟性と力強さを兼ね備えた超高校級レスラーです。
2024年4月のアジア選手権では日本男子の最年少記録となる17歳11か月で優勝。5月の全日本選抜選手権でも初優勝するなど、次々と記録を塗りかえています。
(高松北高校3年/吉田泰造 選手)
「右肩上がりですね。自分の実力がシニアの海外勢にどれぐらい通用するかの様子見で(アジア選手権)に出たんですけど、思ったより自分の地力が良くて勝てて自信になりました」
そんな吉田選手は6歳年上の日下選手と同じレスリングクラブ出身で、高校も同じ。
そんな身近な先輩がパリで金メダルを手にする姿を目に焼き付けた吉田選手は、「憧れ」……ではなく燃えていました。
(高松北高校3年/吉田泰造 選手)
「尚の高校生の時の結果より、僕の高校生の時の結果の方が出しているぞっていうのは常に思って。俺だってオリンピック優勝できるんだぞっていうのを勝手に思いながら頑張っています」
そんな吉田選手は2025年から、これまた日下選手と同じく強豪・日本体育大学に進学します。そして、4年後同じ舞台で同じ色のメダルをつかみ取ります!
(高松北高校3年/吉田泰造 選手)
「自分にとってオリンピックは小学校の時から言い続けている夢なので、大学でこれから4年間しんどい練習が続くんですけど、4年後は自分がオリンピックで優勝したいと思っています」