KSBの取材に対し「違法だと認識していた」と答えました。
11月の新見市長選挙で車上運動員、いわゆる「ウグイス嬢」に法律の規定の上限を超える報酬を支払ったとして、戎斉前市長とその妻が公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。
(戎斉 前新見市長)
「(Q.違法性について認識があったか?)違法性については認めざるを得ない。市民の皆さんには信頼を裏切る行為ということで大変申し訳なく思っている」
戎斉前市長は、11月17日に行われた新見市長選に現職として立候補しましたが、約300票差で敗れました。
捜査関係者によりますと、戎前市長と出納責任者だった妻は、選挙運動期間中、ウグイス嬢2人に公職選挙法が定める上限の2倍、1日当たり3万円の報酬を支払ったとして、19日、公職選挙法違反の買収の疑いで書類送検されました。
2人は、警察の任意の取り調べに対し容疑を認めているということです。
KSBの取材に対し戎前市長は「ウグイス嬢2人は4年前の選挙の時と同じ人で、その時の報酬は法定の上限である1日当たり1万5000円だった」などと話しました。
(戎斉 前新見市長)
「代わりがいないという現状もありますので、要求された値段を支払うという形になったのかなと。(Q.要求された?)そのあたりはちょっと……。1日の拘束時間が(残業を入れると)15時間ぐらいの拘束になる、そうしたときに今の時代になかなか金額があっているのかなというような私なりの疑問は持っている」
報酬を受け取ったウグイス嬢2人も、公職選挙法違反の疑いで19日に書類送検されました。