香川県農業試験場が育成したニンニクの新品種「かがわにんにん」が、4月14日、農林水産省の品種登録で「出願公表」となりました。
出願公表とは、当該品種が出願中であることを農水省が公示するもので、正式登録までの期間中、出願者の権利が仮保護されます。(出願から登録までは、通常2~3年の審査期間を要します)
香川県はニンニクの生産量が全国3位で、2025年度は約63haで栽培されています。1975年ごろタマネギからの転換作物として生産が増え、多くは乾燥ニンニクとして関東の市場に出荷されています。
近年の気候変動によってスポンジ症状などの不良が増えていることから、香川県農業試験場は品種改良に取り組んできました。新品種はスポンジ症状の発生割合が極めて低く、りん片数が10片程度と、従来の品種より2~3片多いのが特徴です。
ニンニクに含まれるアリシンは、疲労回復や殺菌・抗酸化作用があるとされることから、香川県は「強い忍者」をイメージした「かがわにんにん」とネーミングしたということです。
品種登録されれば育成者としての権利が得られ、品質維持とブランド価値の向上を図ることができます。香川県は、最短で2027年度中に県内の生産者に種苗を供給すべく準備を進めるとしています。