高松市のトレーディングカード専門店から総額2000万円を超えるカードを盗んだ疑いで22日までに男2人が逮捕された事件です。犯行時間はわずか1分。被害店舗や警察への取材で、犯行グループの1人が事前に「下見」をしていた可能性が高いことが分かりました。
被害にあったカード専門店の防犯カメラに映った男3人。マスクに帽子やフードなどで顔を隠しています。
事件があったのは高松市中心部の繁華街、瓦町にある店舗。2026年8月11日、閉店後の午後10時すぎの犯行でした。
犯行グループは、バールでドアの鍵付近2カ所を割って店に侵入しました。
(記者リポート)
「防犯カメラの映像によりますと、犯人はこちらの棚を割ってカードを取ったあと、こちらの棚のカードも取ってわずか1分ほどで逃げて行ったということです」
警察は、防犯カメラなどの映像をつないで逃げた男らの足取りを追う、いわゆる「リレー捜査」で22日までに岐阜と大阪の男2人を逮捕。
「ポケモンカード」63点、時価あわせて約2220万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
警察の調べに対して無職の男は「私から話すことはありません」と認否を留保。解体工の男は「知らない」と容疑を否認しています。
犯行時の防犯カメラに映っていた、まだ逮捕されていないもう1人の男。服装や見た目がよく似た人物が同じ日の昼間、店を訪れていました。
(被害店舗のオーナー)
「入ってすぐ出て行ったので印象に残る。カード見る気ないなって。変なやつだなと思っていましたなので覚えていた」
警察は、グループの1人が事前に「下見」をしてから犯行に及んだとみて調べています。
一方で……
(被害店舗のオーナー)
「高いのを取らずに安いのを持って行ったりしていた。何も分からずに来て帰った」
店に入った3人が迷いなく向かったのは1枚80万円など高額の値札がついたカードが並んだショーケース。
ただ、この店では価値が変わりやすい「超高額のカード」には値札をつけておらず、中には1枚で2000万円を超えるものもありますが、被害はありませんでした。
逮捕された2人に面識はなく、もう1人も含めて、犯行現場に「現地集合・現地解散」だったとみられます。警察は、匿名流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」による犯行とみて指示役などについても調べています。