「救急車に搬送を拒否された…」患者が市を訴えた裁判が23日、高松地裁で始まりました。
この裁判は、高松市に住む1人暮らしの68歳の女性が、救急車に同乗者する人がいないことを理由に搬送を拒否されたとして、高松市に対して慰謝料など約47万円を求めているものです。
女性はその後、知人に付き添われて別の救急車で病院に運ばれ、「腸閉塞」で4日間入院しました。
23日の第一回口頭弁論では、女性本人が「私のような経験をする人がいなくなることが一番の願い」と心の内を語りました。
これに対し、高松市側は「同乗者の確認はしたが無理強いはしていない」「当時の女性の症状は生命に危険を及ぼすほどの緊急性は認められなかった」などとして搬送義務違反はなかったと主張。
また、緊急性があれば説得して搬送するとした上で、「女性が搬送を辞退した」と全面的に争う姿勢を示しました。
この問題を巡っては、対応した救急隊員が市の聞き取りに対して、「これまでも病院から『患者の受け入れには同乗者が必要だ』と指示されていたことから、救急搬送時は同乗者の確保を前提にしていた」と答えています。