アメリカのブリンケン国務長官が24日から中国を訪問するのを前に、中国外務省はアメリカによる過剰生産などの指摘は「経済的な脅迫でいじめだ」と牽制（けんせい）しました。
アメリカメディアなどによりますと、ブリンケン国務長官は訪問期間中にロシアのウクライナ侵攻に関して、中国がロシアに半導体などを提供してサポートしているなどと不満を表明するとみられています。
これについて、中国外務省は23日の会見で「正常な貿易を道理もなく非難している」と指摘したうえで、「嘘偽りで断固反対する」と強く反発しました。
また、異例の声明を発表し、バイデン政権から挙がる中国の過剰生産の指摘や中国からの鉄鋼輸入などの関税を引き上げる提案について「露骨な経済的な脅迫でいじめだ」と主張しています。
