イスラエル軍はガザ地区南部での軍事活動を時間を限定して一時停止すると発表しました。人道支援を強化する目的だとしています。
イスラエル軍は16日、ガザ地区南部の一部で「戦術的な戦闘一時停止」を行うと発表しました。
地元メディアによりますと、毎日午前8時から午後7時の間、イスラエルとガザの境界線にあるケレム・シャローム検問所から南部のハンユニスに至る道路沿いで軍事作戦が停止されるということです。
一方、ハマスの戦闘員の残るラファでの戦闘は継続されます。
イスラエル軍はこの狙いについて、搬入される支援物資の量をより増やすためだと説明しています。
ガザ地区では食料などの運び込みが途絶えがちで深刻な食糧危機が起きていて、欧米諸国では「イスラエルが飢餓を武器として使っている」との批判が高まっていました。
