北の大海原では幻の白いシャチが2頭、同時に撮影されました。
撮影したのはシャチを追い続けてきた写真家で、15年目にしてようやく「白いシャチ」に出会うことができたといいます。
写真家 「やっと会えた感動と写真を撮らなきゃということで必死でした」
海面から出るこの背びれで雄と雌の判別ができるといいます。
東海大学海洋学部 大泉宏教授 「背びれが大きく伸びてきているようですので、成熟している雄の可能性がある。もう1頭についてはあまり背びれが大きくなっていないので、雄であるとしたら子どもですし、雌の可能性もあると思いますね」
白いシャチは去年も撮影されていました。黒と白柄の中で白一色の個体は明らかに目立っています。なぜ、白いのでしょうか。
東海大学海洋学部 大泉宏教授 「いわゆるアルビノなのか、あるいは白変種というものがあるんですけども、遺伝子を調べないと分からないので、理由についてははっきりしないですね」
今回、撮影された2頭は去年、撮影された白いシャチとは異なるということです。