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九州南部に再び“線状降水帯”予測情報 気象庁「危険度高まる可能性」

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 九州南部で非常に激しい雨となっています。気象庁は鹿児島や宮崎に対し、今週2回目となる線状降水帯の予測情報を発表しました。

■大粒の雨 道路まるで“波打つ”

 鹿児島市内。大きな雨音が響きます。地面を打ち付ける大粒の雨。雨水が風にあおられ、道路を波打つように流れていきます。

 市内の川では濁った水が激しく流れています。水位は避難が必要なレベルに近付きつつあり、警戒が強まります。

 同じ鹿児島市内の神社。降り続く雨で境内はまるで川のようになりました。

神社の職員 「普段より、やはり降り方はひどいなという感じは受けている。雨が打ち付ける音も普段の雨よりだいぶ大きい音がしたので、ちょっと怖いなという感じはしていた。神社の裏が山になっているのでそこが崩れないかとか非常にそのあたりが心配ではある」

 鹿児島市は1時間に31.5ミリの激しい雨が降り、今月1番を記録しました。

■今週2回目 再び“線状降水帯予測”警戒

 大雨の原因が活発な梅雨前線です。九州南部には未明から危険な雨雲が今もかかり続けています。

鹿児島地方気象台 「線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある」

 気象庁は九州南部で線状降水帯が発生する恐れがあると発表しました。

鹿児島地方気象台 「雨のピークは日付が変わってあす未明からあす朝にかけて、24時間降水量は多い所で250から300ミリを予想しています」

 奄美地方を除く鹿児島や宮崎で線状降水帯の予測情報が発表されるのは、18日に続いて今週2回目です。

 この危険な雨雲の影響で朝から雨が降り続いた九州南部。これは指宿市内を映したカメラ。次第に雨脚は強まり、30分ほどで視界は真っ白に。大雨は普段の景色を一変させます。

 鹿児島市に隣接する姶良市を流れる川は水かさが急上昇。川の水も茶色く濁っています。普段の穏やかさは消えました。

■宮崎で今年一番の強い雨

 宮崎市内の川。橋脚に注目すると時間の経過とともに水位が高くなっていく様子が分かります。

 宮崎では国富町で1時間に20.5ミリの強い雨を観測しました。今年一番です。

 雨は21日にかけて九州全域で激しく降る見込みです。

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