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石破氏世論調査トップも…自民総裁選まで4日 誰が優勢?

政治

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 立憲民主党の新たな代表に野田佳彦氏が選出されました。一方、自民党の総裁選も4日後に迫るなか、今、誰が優勢なのでしょうか。

■立憲 「本気で政権を」新代表に野田氏

 4人で争われた野党第1党、立憲民主党の新しい顔が23日午後、決まりました。

立憲民主党 野田佳彦氏(67) 「日本に生まれて良かったと言える、国ガチャに当たった国に私はしたいと思います」 立憲民主党 枝野幸男氏(60) 「アイドルとカラオケを愛する代表候補、枝野幸男です」 立憲民主党 泉健太氏(50) 「小泉さんが総裁になるんなら、だからこそ泉健太でしょうと。負けませんよ」 立憲民主党 吉田晴美氏(52) 「私は山形県の小さな八百屋の出身です。生活者の手で動かしていく政治に変えていきたい」

 国会議員や公認候補予定者、地方議員、党員・サポーターが投票権を持つ、立憲民主党の代表選挙。当選するには過半数のポイントが必要となりますが。

 投票の結果、4人の候補いずれも過半数に届かず、上位の2人、野田元総理と枝野前代表の決選投票に。

立憲民主党 野田佳彦氏 「金権政治を終わらせ、世襲政治を制限する。政権交代こそが最大の政治改革であります」 立憲民主党 枝野幸男氏 「人間中心の経済、人間中心の社会。ヒューマンエコノミクスを打ち立てたいと思っています」

 13年前の2011年、当時の民主党政権で総理大臣を務めた野田氏が新しい代表に選ばれました。

立憲民主党 野田佳彦新代表 「私は本気で政権をとりにいく覚悟であります。戦いはもうきょうから始まります」

 野田新代表が対峙する新しい政権を担う可能性のある、この人は。

自民党 石破元幹事長(67) 「野田さんという人は本当に一つひとつ理詰めでくる人だ。決して甘く見てはいけない、非常に手ごわい相手になると。誰が総裁であってもそうだと思います」

■世論調査 石破氏31%でトップも…

 27日に総裁選挙が行われる自民党。こちらは9人が乱立。

自民党 司会 丹羽秀樹衆院議員 「他のどの候補者とも違うぞと言える所をぜひ教えていただきたいと思います」

自民党 石破元幹事長 「顔が怖いというのは他の候補より違うんだろうなとは思いますが、それはさておき挫折と失敗の連続だったと」

高市経済安保担当大臣(63) 「戦略的に財政出動をするべき分野を明確にしている。ここが違いかなと。あとは飲み会が苦手と、自分の欠点もよく知っております」

河野デジタル大臣(61) 「行政文書への押印の廃止、コロナワクチン接種の推進、マイナンバーカードの普及。こうしたものは河野太郎でなければできなかった改革だと思います」

 若手議員から「意外ととしみつ」と呼ばれているのが茂木敏充氏です。

自民党 茂木幹事長(68) 「経験はしてきたつもりです。経済産業大臣、経済再生大臣、外務大臣、党にあっては選対委員長、政調会長、今、幹事長を務めております」

上川外務大臣(71) 「命を賭して国難にあたる。法務大臣として、極めて厳しい判断をしてきた私だからこそ、先頭に立ってこの困難を乗り越えて参ります」

 その上川外務大臣、23日からアメリカを訪問。25日早朝に帰国する予定です。

 公務を優先しているのは林官房長官も同じ。岸田総理が外遊するなか、21日から石川県の大雨を受けて災害対応の陣頭指揮を執っています。

林官房長官(63) 「地元自治体と連携し、被災地のニーズ、これをよく把握したうえで対応にあたってまいりたいと考えています」

自民党 司会 丹羽秀樹衆院議員 「選挙の投票率を上げるにはどうすればよいとお考えでしょうか」

自民党 加藤元官房長官(68) 「電子投票。あるいはできればオンラインにおける投票。そういったことを実現することによって特に若い方々、そうした皆さんが投票できる機会をしっかりつくっていくべきだと思っています」

自民党 小林前経済安保担当大臣(49) 「本質的な問題は政治が夢を語ることだと思うんです。例えば党首討論のあり方についてもしっかりとした時間をとって侃々諤々(かんかんがくがく)の議論を国民の目の前でしっかりと行うということで投票率も上がってくると私は考えています」

自民党 小泉元環境大臣(43) 「政治家がこの人は自分たちのことを語っている、こういうふうに思っていただくことが私は結果として政治参加につながると思います」

 次の総理大臣に、世論は誰がよいと思っているのでしょうか。この週末、ANNが行った世論調査では石破氏が31%でトップ。次いで進次郎氏が20%、高市氏が15%。

 国民の期待はこの3人に寄せられていますが、石破氏、高市氏が先月からポイントが増えているものの、逆に進次郎氏は先月から3ポイント減っています。

■総裁選まであと4日、誰が優勢?

政治部 笠井美来記者 「これまでは『決選投票は小泉さんと石破さんの戦いだろう』という見方が多かったが、『石破さんと高市さんの戦いになるかも』といった声も出始めています。ただ国会議員票では小泉さんが圧倒的に優位で、陣営の議員は議員票にかけるしかないとさらなる上積みを目指しています。このほか中堅若手議員から支持を集める小林さんが2番手で、これを林さん・茂木さんの順で追い掛けています。河野さん・上川さん・加藤さんは推薦人20人からの上積みを目指していますが、伸び悩んでいます。1回目の投票では支持が分かれる形となる麻生派や旧岸田派も、決選投票ではまとまって動こうとしているので、影響力を残すために麻生さんや岸田さんがどういう判断をするのかも注目で、勝ち馬は誰なのかぎりぎりまで情勢を見極めることになりそうです」

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