元日の地震や、その後の豪雨によって能登地方では多くの家が被害を受けました。住む家を失った人たちが自分たちで家を建てることができるシステムがあります。
子どもや女性も一緒になって木材を運んだり、杭を打ったりしています。
建築の知識や経験がなくても誰でも家を建てることができるというのです。
VUILD株式会社 ファブリケーター 小川真平さん 「お客様に実際に自分たちのお家を設計していただくことができます」
このシステムで家をデザインすれば、建てるのに必要な材料の寸法などが自動的に計算されます。
このデータを使って切り出した木材は1人でも持ち運べ、プラモデルのように組み立てることができます。
VUILD株式会社 デザイナー 沼田汐里さん 「職人さんが足りなかったり解体が進まなかったりする現状もあるなかで、自分たちの力で前に進んでいく方法を作れないか」
この取り組みによって地域の人などとのコミュニケーションが生まれるというメリットもあったそうです。
VUILD株式会社 デザイナー 沼田汐里さん 「少しでも早く再建に向けて動けるような再建方法を確立していけたらなと」