衆議院で与党が過半数割れし、国民民主党の存在感が増すなかで、立憲民主党と国民民主党の幹部が会談しました。野党協力は今後どうなるのでしょうか。
(政治部・飯田陸央記者報告) 立憲と国民は、週明け5日にも党首会談を行うことで合意し、政治改革で協力していくことで一致しました。
国民民主党 榛葉幹事長 「政治改革、国会改革、これをしっかりと前に出していこうと。(旧)文通費の公開であるとか、そういったことも、ぜひ立憲も我々同様に前に出していただきたい」
立憲は、野党第一党として、国民民主や維新の賛同を得ながら与党と対峙(たいじ)したいものの、国民は、すでに自公と政策ごとに協議していくことで合意しているため、主導権を握りづらい状況にあります。
そのため、1日は総理大臣指名選挙で「野田代表」の名前を求めることはせず、政治改革などで協議の場を設けることを決め結束を図った形です。
一方、国会運営を巡って、与野党が協議しました。
立憲は、法案の成立を左右する議長や、予算案の審議を差配する予算委員長のポストを要求するなどして与党にゆさぶりをかける方針ですが、国民民主は冷ややかで、国会の共闘は見通せていません。