定置網で獲れた魚の中に、金色に光る大きく出っ張った頭を持つ見慣れぬ魚の姿がありました。
東北大学大学院 片山知史教授 「シイラという魚ですね」
シイラは暖かい黒潮に生息し、ハワイでは「マヒマヒ」の名前で知られる高級魚です。
このシイラの水揚げが今、宮城県で増えています。2022年には9トンでしたが、2024年は先月半ばまでにすでに25トンと急増しています。
片山教授 「黒潮系の暖水が東北沖にある。今、この漁場である牡鹿(おしか)半島の先は、25℃近い高い水温の水がまだまだ残っているという状態」
ただ日本ではあまりなじみがないため、めったに食卓に上がることはなく、市場での取り扱い価格は1キロあたりおよそ90円と低価格で取引されています。
地元漁師 「もう少し値段が上がれば良いかなと思います」
(「グッド!モーニング」2024年11月3日放送分より)