児童虐待相談件数が4年連続で1万件を超える千葉県で、児童相談所などが子どもを保護する訓練を行いました。
伯父役 「おい勝手に何やってんだよ!何なんだよ、これよ。人ん家のチェーン切って、住居侵入だよ、これよ」
訓練で声を荒げるのは、虐待が疑われる家庭の伯父役です。
訓練では、千葉県警と児童相談所の職員らが立入調査を拒否する親たちに、裁判所から強制的に家の中に入ることができる「臨検捜索許可状」が出ていることを説明し、子どもを保護しました。
許可状は、保護者が立入調査を拒むなどした場合に発行されます。
児童相談所の職員 「日常の業務の中でも似たような局面はありますので、改めてこのような訓練というのが私たちに必要だなと感じました」
千葉県では児童虐待相談件数が2022年度まで4年連続で1万件を超え、児童相談所は訓練を続け、すべての子どもたちを虐待から守ることを目指すとしています。