大規模な災害が起きた時、円滑に被災者支援を行うための研修会が高松市で開かれました。
香川県が主催した研修会には県内の自治体や社会福祉協議会、地域のボランティア団体など約70人が参加しました。
2024年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市の市役所職員・高木伸安さんを講師に招き、被災者支援を行う上でのポイントや自治体と地域団体の連携の大切さなどを学びました。
高木さんは能登半島地震の発生直後からボランティアセンターへ常駐し、物資の支援や災害廃棄物の処理などに携わってきました。
被災者支援で大切なのは、まず被災者が何を必要としているのかニーズを広く深く掘り起こすことだと強調しました。そして円滑な支援を進めるためには自治体と地域団体、NPOなどが日頃から連携体制を作っておくことが大切だと話しました。
香川県はこの研修を地域ごとにも行うことで災害支援に向けた人材の育成と地域への支援体制を向上させたいとしています。