6日の外国為替市場は、アメリカ大統領選挙の開票状況に反応して値動きが激しくなっています。トランプ氏が優勢との情報が伝えられると、円安が進みました。
東京外国為替市場は午前10時すぎに1ドル=153円台をつけ、ここ1日で2円近く円安が進行しています。
アメリカメディアが、激戦とされるジョージア州などでトランプ氏の優勢を伝えたためです。
トランプ氏が掲げる関税の強化や減税策などはインフレ圧力を強めるとみられ、金利の上昇を意識したドル買いが加速したとみられます。
逆に、激戦州でハリス氏が優勢という報道が流れると円高に進む可能性があります。
また、円相場に大きく影響を与えるアメリカの長期金利も大統領選挙の開票結果をにらんで上下しています。
市場関係者は、6日は大統領選挙の開票状況に合わせて短期的に円相場が大きく値動きするとしたうえで、トランプ氏の再選が確実になれば1ドル=155円台、逆にハリス氏なら148円台もありうると分析しています。