「おおむね事実です」と自身の不倫報道を認め、深々と謝罪した玉木代表(55)。この騒動は国民民主党が推し進める「年収103万円の壁」にどう影響するのでしょうか。
■「おおむね事実」玉木代表 謝罪
国民民主党 玉木代表 「妻子のある身でですね、他の女性にひかれたことは、ひとえに私の心の弱さ…だと思います」
11日に公開された「Smart FLASH」に地元・高松市の観光大使を務める39歳の女性と不倫している疑いがあると報じられた国民民主党の玉木代表。不倫報道はおおむね事実と認めました。
国民民主党 玉木代表 「家族のみならず、期待を寄せていただいた全国の多くの皆さんに心からおわびを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。金曜日にこの報が出るということに接しましたので、この週末、土日かけて家族としっかり向き合いました。相当、長時間話をしましたけれども、『こんな大事な時期に政党の代表として何やってんだ』ということで厳しく、妻からも息子からも叱責を受けたのは事実です。『一番近くにいる人を守れない人は国を守れない』、それはまさに私の妻から厳しく言われた言葉の一つであります。同時に国民民主党に期待してくれた多くの方は、例えば103万円の引き上げ、これを期待して入れてくれたんだから、今回のこうした騒動を挽回(ばんかい)するためにも『全力で103万円の引き上げやってこい』と、これは妻からも息子からも言われました」
その玉木代表は衆議院選挙後の先月30日夜にも女性と会っていたこということです。
国民民主党 玉木代表 「10月30日夜に会うことは妻にも報告していました、事前に。ですから、やましい気持ちはありませんけれども、ただ選挙の直後に妻子のある男性が女性と2人で会うことは、外から見たらどう考えても色んなご指摘を受けることは当たり前ですので、その点については批判は甘んじて受けたいと思います。私の政治資金パーティーなどにも、あるいは街頭演説にも時々、顔を出す人なので妻も知っておりましたので『この人と会いますよ』ということは事前に」 「(Q.7月の地元のホテルで一緒に泊まられた時に奥様に言った?)それも言っています」 「(Q.事前に?)言っています…会うことも言っています」 「(Q.ホテルに?)はい」 「(Q.一緒に泊まったことも?)いや、一緒に泊まるとは言っていませんけども、ホテルで会うということは伝えています。私の妻はですね、多分、日本一、夫のために…地元を守ってくれる妻です。だからこそですね、妻子のある身で他の女性に好意を持ったという、この事実は本当に申し訳ないと思っていますし、妻には謝っても謝りきれないと思います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そのことは、この週末も時間をかけて謝罪を致しました。許してもらえないかもしれませんけれども。一生、謝罪続けたいと思います」
■“不倫騒動”103万円の壁どうなる
今回の衆議院選挙で躍進。103万の壁の見直しを求めて11日朝、石破総理に直談判した玉木代表。
自民党関係者 「言わんこっちゃない。調子に乗っているからこうなる。せっかく上がっていた国民民主党の株が下がるだろう。でも、この程度では自民党の追い風にはならないだろうね」
国民民主党 玉木代表 「(Q.石破総理との会談のなかでは、この問題については触れられた?)一切出ておりませんし、こちらからも発言はしておりません。あくまで2つの政党の党首間の会談ということで中身もそれに絞っております」
11日、両院議員総会を開いた国民民主党は玉木代表の続投を了承しました。
政治部(野党担当) 平井聡一郎記者 「特別国会初日の不倫問題の発覚に国民民主党は出鼻をくじかれた形です。党内からも『本格的な議論を前に、何をバカなことをしてくれたんだ』と厳しい声が上がっています。とはいえ『103万円の壁』対策は玉木代表が主導してきました。玉木代表は今回の衆院選の立役者でもあるため辞任はせず、引き続き続投します。また、即、事実関係を認め謝罪したことで与党との政策議論への直接的な影響は少ないとみられています」
自民党幹部 「『103万円の壁』は不倫問題があるからって、うちの状況的にやらないわけにはいかない。なんでもやって、こっちは来年の参院選で勝たなきゃいけないんだから」