北海道では記録的な積雪に。戸惑いの声が上がっています。
■東京で初雪&西日本で大雪も
19日、広島県庄原市では雪で高速道路が通行止めになり、道の駅には客の姿がほとんど見えません。
道の駅のスタッフ 「通行止めになっているので、普段できていない場所の清掃だったり、陳列とか整理整頓」
18日夜から真冬並みの寒気が太平洋側にも流れ込み、19日は東日本や西日本でも広い範囲で雪が降りました。豪雪地帯では“厄介者”の雪も、こちらでは喜ばれています。
愛媛県の小学校では雪が降るなかの登校です。雪玉を持ってる子もいます。なかには大きな雪の玉を持つ子も。校庭に飛び出すと早速、雪合戦です。
九州の大分県日田市では、雪かきのお手伝いです。
また、雪は関西でも。朝、起きてみたら雪が積もっていたといいます。
雪は都市部でも降り、大阪市で平年より7日早い初雪を観測するなど全国8カ所で初雪が観測されました。19日は初雪ラッシュになったのです。
京都市の金蔵寺。午前7時ごろから降り出すと、みるみる積もり始めたそうです。京都市では昨シーズンより20日早い初雪です。
雪は東京でも。東京での初雪が観測されたのは平年より15日早く、昨シーズンより25日早いということです。
北日本でも断続的に雪が降りました。北国では記録的な積雪となっています。北海道の西部に位置する倶知安町。
約10年倶知安で働く人 「いや、今年は特に本当にひどい」
19日の最深積雪は127センチと、この時期としては平年の“2倍近い”雪が積もっています。
倶知安駅前の様子は1年前の同時期と比べると一見、同じ白銀の世界が広がっていますが、屋根の上を見ると、その差は明らかです。
この時期に積雪が1メートルを超えるのは2017年以来、7年ぶりのことです。
今シーズン多いのは雪だけではありません。冬の観光地として国際的な人気を誇るニセコ。ニセコ地域は昨年度、外国人宿泊客が73万8800人と過去最高を更新しました。彼らの目当ては、もちろん…。
オーストラリアから来た人 「ここのパウダースノーはすごく良いから。世界一ね」
ニセコの雪はジャパンのパウダースノー「JAPOW」とも呼ばれ、外国人を虜にしています。
オーストラリアから来た人 「シャンパンのように軽く美しくフワフワです」
人の増加に比例して様々な施設ができたことで、ニセコ地域では季節雇用の外国人も急増。住民登録している外国人の数は11月末で前の年から32.4%増え、過去最多の3325人となっています。
「観光」ではなく「仕事」で直面する大雪に外国人の働き手もさすがに…。
スキーのレンタル店で働く人 「雪かきが大変。すごく重たいし、寒いし…。アイルランドでこんな天気はありません」