発がん性などの有害性が指摘されている「PFAS」が、福岡県の自衛隊基地で国の定める暫定目標値の30倍検出されたことが分かりました。
環境省は今年、自衛隊の基地内などにある専用水道を対象に水質調査を行いました。
その結果、福岡県の航空自衛隊芦屋基地では「PFAS」=有機フッ素化合物が国の定める暫定目標値の30倍に相当する1リットルあたり1500ナノグラム検出されたことが分かりました。
また、国の定める暫定目標値を超えていた基地などは芦屋基地のほかに5カ所ありました。
「PFAS」を巡っては法律で検査が義務付けられる「水質基準」への引き上げなどが検討会で議論されていて、来年の春ごろに結論を出す方針です。