新潟県上越市の新潟県立中央病院の正面玄関ロータリーで、路線バスが走り出して停車中の車に次々にぶつかる事故がありました。バスの運転士(52)1人が病院で治療を受けています。
24日正午すぎ、病院のロータリーで頸城自動車の路線バスが走り出し、近くに止まっていた複数の車に次々と衝突した後、標識をなぎ倒して止まりました。
警察によりますと、バスの男性運転士が病院で治療を受けていますが、この事故によるけがか病気かは分かっていません。
運転士は搬送時、意識がはっきりしない状況だったということです。
バスは中央病院が始発の直江津港行きで12時10分に出発予定。乗客はいませんでした。
ぶつけられた車は警察が確認しているだけで9台に上りますが、いずれも乗っていた人はおらず、けが人は確認されていません。
警察が事故の状況や原因を調べています。
頸城自動車によりますと、運転士は乗務歴10年以上で、午前5時39分の始業前点呼では健康状態に問題はなかったということです。
同社はUXの取材に対して「皆さんにご迷惑をお掛けしました。再発防止策を検討したい」とコメントしています。