外務省は中国人が日本を訪れる際に必要となるビザの発給要件を緩和することを決めました。
中国人が観光を目的として訪日する場合に取得するビザに関し、外務省は「団体観光ビザ」の滞在可能日数を現在の「15日以内」から「30日以内」に延長します。
「個人観光ビザ」の取得に必要な在職証明書の提出について65歳以上の高齢者は不要とするなど、発給要件を緩和することを決めました。
また、相当な高所得者に限定した「10年間有効な個人ビザ」を新設します。
適用時期については未定で、外務省幹部は2025年1月末からの中国の大型連休となる「春節」には「間に合わないだろう」としています。
今月25日、岩屋氏は外務大臣に就任後、初めて中国を訪問し、李強首相、王毅外相と続けて会談を行いました。
会談では相互の理解を深めるために人的交流を促すことで一致していて、今回のビザ緩和で両国の関係改善へつなげたい考えです。