北京を訪問している岩屋外務大臣が中国の王毅外相と会談し、来年の早い時期に王毅氏が訪日し、ハイレベルの経済対話を開催することで一致しました。
会談後に岩屋外務大臣は「もちろん日中間に様々な懸案や課題がありますが、その懸案や課題を一つずつ減らしていく、そして協力と連携の機会を増やしていくことが大事」と話しました。
岩屋大臣は、日中関係を前に進めるためには様々なレベルで意思疎通を深めることが重要だと強調しました。
会談では、日本産牛肉の輸入再開や精米の輸入拡大に関する日中当局による協議の早期再開を確認したということです。
一方、沖縄県・与那国島の南の排他的経済水域内で、中国が設置したとみられる海上ブイが新たに1つ確認されたと明らかにしました。
ブイは設置後、一定期間が経過している可能性があるということで、中国側に即時撤去を求めるとともに、尖閣諸島を含む東シナ海情勢などの様々な懸案についても深刻な懸念を伝えたということです。