アメリカ・ロサンゼルスの大規模火災は3日目を迎えましたが、今も鎮火していません。被害の大きかった近郊にあるマリブから報告です。
(力石大輔記者報告) 当時、強風にあおられ山からの炎は火災旋風となり、道路を超えて海沿いにある住宅を一気に襲いました。車も完全に焼け落ち、熱で鉄が溶けているのがよく分かります。
今も至る所で煙が上がり、風が吹くと勢いを取り戻している状況です。
これまでにロサンゼルス全域で、6000棟以上が焼けました。避難は13万人に上り、死者は現在7人に増えています。
ただ、マリブでは全容解明が全くできておらず、地元警察は今後も死者が増えていくだろうと話しています。
というのも、マリブは高級住宅街ですが、海沿いの一本道に沿って住宅が建ち並んでいました。
道路は大渋滞し、他に迂回(うかい)路がないため、地元の人は「パニックで逃げられなかった人もいるのでは」と不安の声を口にしています。
ここから北に10キロほどの場所では、新しい山火事も起きています。
週末に向けてまた風が強くなるということで、これが今、正念場だというふうに思います。