老朽化を理由に引退した新幹線の点検専用車両「ドクターイエロー」の車体をファンが掃除するイベントが開かれました。厳しい倍率を通ったファンたちは別れを惜しみ、感謝の思いを口にしました。
ドクターイエローは、線路の状態を調べる専用車両として、「新幹線のお医者さん」と呼ばれ、「見ると幸せになれる」とも言われています。
1日は先月29日に老朽化を理由に最後の運行を終えた、JR東海の「ドクターイエローT4編成」の車体をファンたちが掃除しました。
参加したファン 「今までがんばってくれてありがとうって言いたい」 「内心めちゃくちゃ興奮していて、テンション爆上がりです。お疲れさまと声をかけながらやりたい」 「(息子は)東京駅で終わりの時の映像を見て泣いていました」
抽選倍率はおよそ115倍だったということです。
今後の点検については、現在、「のぞみ」などとして運行している「N700S」に、2027年を目途に新たに開発する装置を搭載する予定のほか、JR西日本が所有する「ドクターイエローT5編成」で検測をする方針です。