パキスタン軍がミサイルの発射訓練を実施したと発表しました。インドとの係争地・カシミールで発生したテロ事件を巡って両国の対立が激化しています。
パキスタン軍は3日、射程450キロの地対地ミサイルの発射訓練に成功したと発表し、訓練の動画を公開しました。
インドと領有権を争うカシミール地方で先月22日、観光客ら26人が死亡するテロ事件があり、インド側はパキスタン政府の関与を主張し、報復措置を取っていました。
今回のミサイル発射訓練はインドへの牽制(けんせい)とみられます。
一方、インド軍も今月2日、紛争などの緊急時を想定して戦闘機を幹線道路上に離着陸させる訓練をしていて、両国の間で軍事的な緊張が高まっています。