アメリカのトランプ大統領は「ミネソタ州のソマリア人に対する一時保護プログラムを終了する」と表明しました。ソマリア系の住民による詐欺事件が多発しているためです。
トランプ大統領は21日、ミネソタ州に住むソマリア人に対し、戦争や自然災害などで帰国困難な外国人を一時的に保護するプログラムの資格を剥奪すると表明しました。
SNSに「ソマリアのギャングがミネソタ州の人々を恐怖に陥れる」と投稿しています。
アメリカメディアによりますと、ミネソタ州では近年、ソマリア系住民による政府の支援資金の横領や福祉詐欺などが多発しているということです。
また、ソマリア系住民の詐欺組織がソマリアに送金した資金の一部がソマリアのテロ組織に流れていた可能性があると報じられています。
トランプ大統領の表明を受けて国土安全保障長官は23日、「保護プログラムの制度が厳格に適用されているか確認する」と述べました。