リーグ優勝9回を誇るサッカーJ1の強豪・鹿島アントラーズが新しいクラブハウスの整備に向けて検討を始めたところ、地元の鹿嶋市が猛反発する事態となっています。
■クラブと地元の関係は?
鹿嶋市長のコメント 「強い憤りを覚えます。これまで本市との間で築いてきた信頼関係を大きく損なう行為であり、撤回を求めます」
先月、鹿嶋市長の名前で出された異例のコメント。一体、何があったのでしょうか。
クラブハウスはチームの練習場に併設され、選手やスタッフが活動する拠点です。“クラブの象徴”とも言える施設で、サポーターとの交流の場にもなっています。
ところが、鹿島アントラーズは先月、現在の「鹿嶋市」から、すぐ隣の「潮来市」にクラブハウスの移転を検討していると発表しました。
クラブは移転の理由として、現在のクラブハウスが老朽化したことやアカデミーからトップチームまでの選手やスタッフが増加し、施設が手狭になったことなどを挙げています。
潮来市は歓迎ムードです。
潮来市長のコメント 「この上なく喜ばしい限りです。更なる賑(にぎ)わいが創出されることを期待しております」
一方、鹿嶋市民は…。
鹿嶋市民(70代) 「なくなって違う所に行くのはちょっと寂しい。(鹿嶋市に)残していただきたいなと思います」
鹿島アントラーズは、クラブの本社は引き続き、鹿嶋市に置くと説明していますが…。
鹿嶋市民(40代) 「反対です。なんで『鹿島アントラーズ』なのに、鹿嶋以外に行っちゃうのかなと思います」
クラブと地元の関係はどうなるのでしょうか?
■移転は「最終決定ではない」
鹿島アントラーズが先月発表した、クラブハウスを鹿嶋市から隣の潮来市に移転する計画。新しい予定地は、東関東自動車道の「潮来インターチェンジ」周辺が想定され、来年2月ごろをめどに結論を出す考えです。
ただ、鹿嶋市の反対を受け、潮来市への移転は「最終決定ではない」と釈明しています。
鹿島アントラーズ 「鹿嶋市との意見交換をさらに深めていき、今後も誠意をもって対話と協議を重ねていく方針です」
(2026年5月4日放送分より)