西日本豪雨で、被災した人たちのペットを預かるサービスが、倉敷市真備町で始まっています。
倉敷市の真備総合公園にあるトレーラー。中では被災した人たちが預けたペットがくつろいでいます。 この「わんにゃんデイケアハウス」。午前8時から午後8時まで、犬と猫を預かっていて、訓練士やボランティアスタッフが世話をします。
NPO法人ピースウィンズ・ジャパンや岡山県獣医師会が、片付けや仕事に行く被災者の助けになればと、8月1日に開設しました。
飼い主が猫を引き取りにやってきました。
(猫を預けた人は―) 「なかなか見てもらえる人いなくて…。よかったねえ、助かります、ありがとうございます」 女性は真備町の自宅が全壊し、現在は友人の家に身を寄せています。友人の家には猫を置いておけないため、仕事などで長時間外出する時は、全壊した家の2階に猫を残していたそうです。
(猫を預けた人は―) 「人間たちもしんどいけど、動物たちも今の環境が全然違うので、そういう部分ではこういう施設があったら、本当にありがたいって思います。できれば落ち着くまでは続けていってくださると、うれしいと思うんですけど」
今は10匹までしか預かることができませんが、今後20匹まで対応する予定です。約3カ月間の開設を予定していて、 週末は獣医による検診も実施されます。