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岡山市長選が3日に投開票 新型コロナ対策や財政運営など、各候補の訴えは

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 任期満了に伴う岡山市長選挙が10月3日に投開票を迎えます。

 立候補したのは届け出順に、無所属・新人で前・岡山市議会議長の浦上雅彦さん(56)と、無所属・現職で3回目の当選を目指す大森雅夫さん(67)の2人です。

 現職の2期8年の評価や新型コロナ対策などが争点となっている今回の選挙。2人の候補の訴えを聞きました。

無所属・現職で3回目の当選を目指す大森雅夫さん

(無・現/大森雅夫 候補[67])
「政令指定都市、日本を代表する20都市の中でナンバー1を目指していく」

 現職の大森さんは市長に就任後、県庁通りの一車線化や新しい市民開館・岡山芸術創造劇場の建設など、市中心部のまちづくりに力を入れてきました。これに加え、今後は備中高松城など、周辺エリアの観光資源の価値を高めていきたいとしています。

(無・現/大森雅夫 候補[67])
「(アフターコロナは)オンラインが今までとは違う形で伸びていく。ただ、人間としての接触はこれからもずっと続く。これを前提としながら観光資源をブラッシュアップしていく」

 新型コロナ対策については、引き続き小中学校の感染対策やワクチン接種の早期完了などに取り組む考えです。

 12月に予定しているスマホ決済ポイント還元事業などで経済の回復を図るとともに、既存の事業を見直し、持続可能な財政運営につなげたいとしています。

 この他、待機児童解消への取り組みなど8年の成果を市民に伝え、続投を訴えています。

無所属・新人 前・岡山市議会議長の浦上雅彦さん

(無・新/浦上雅彦 候補[56])
「皆さんの負担は減らすけど増収してる、こういう循環、これが一番最高」

 前・岡山市議会議長の浦上雅彦さんは郊外の土地を活用し企業誘致や周辺部の活性化につなげたいと訴えています。

 岡山市では都市整備の開発が規制される「市街化調整区域」などが市の87%を占めていて、浦上さんはこの規制を緩和したいと訴えています。

(無・新/浦上雅彦 候補[56])
「(郊外の)調整区域に出店したいという会社が後を絶たなくて、なかなか(開発の)許可が降りなくて。ルールをもう一度作り直すべき時が来ていると思う、じゃないと発展のしようがない」

 新型コロナ対策については、ホテルや自宅で酸素吸入できる体制の整備など、市独自の取り組みを進める考えです。

 財政運営については、岡山市役所の新庁舎の整備事業など大型の予算を一時凍結する他、財政調整基金を切り崩すなどして対応する考えです。

 捻出した財源で、18歳までの医療費無料化やゴミ袋の無料化など市民サービスの充実を図り、大森市政からの転換を訴えます。

岡山市長選の投開票は10月3日

 前回の選挙では自民、公明、旧民進、日本維新の会県支部組織が大森さんを推薦しましたが、今回は自民と立憲民主が自主投票の方針を決定しました。

 岡山市長選では9月30日までに5万4146人が期日前投票を利用していて、前回の約1.8倍となっています。

 岡山市長選挙の投票は10月3日で即日開票されます。

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