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国宝がずらり 空海生誕1250年を記念してゆかりの品々を展示 香川県立ミュージアム

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 善通寺市出身とされる郷土の偉人弘法大師 空海の生誕1250年を記念した展示会が4月22日から高松市で始まります。

 会場の香川県立ミュージアムには、国宝10件や、重要文化財15件など合わせて60件の文化財が展示されています。

 空海は中国・唐から、日本に密教を伝えて真言宗を開きました。また、嵯峨天皇、橘逸勢とともに三筆と呼ばれ、日本の書道の歴史に大きな影響を与えました。

 こちらは空海が遣唐使として中国に渡った際に、現地で経典などを写して持ち帰ってきたとされています。

 携帯できる小型の冊子で、文字の大きさは1cm前後。その息づかいを感じることができます。

 そしてこちらは「諸尊仏龕」です。中央には、釈迦如来ら、総勢25体の像が彫られています。

 唐の師・恵果は、空海の人並み外れた才能を見抜き、多くの弟子の中から、空海ただ一人にこの仏像を伝授したと言われています。

(香川県立ミュージアム主任専門学芸員/三好賢子さん)
「香川県から空海のゆかりの品々を通じて皆さんに空海ってどんな実際の人物だったのか思いをめぐらせていただきたい」

 このほか、香川県内の寺院などが所蔵する木彫りの像や肖像画など、密教に関する華麗で多彩な美術品も展示されています。

 この特別展は5月21日まで開かれています。

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