香川県琴平町の金刀比羅宮に江戸時代の人気絵師・伊藤若冲の作品が残されています。修復を終えて、9年ぶりに現在公開中の作品を丸亀市在住のフリーアナウンサー・中野美奈子さんが訪ねました。
（中野美奈子さん）
「私にとってはマイパワースポットと思っていて、ここに来るとなんか力がみなぎってくるような。朝早くこんぴらさんに来たんですけど、改めて、鳥の声だとか自然の音だったりとか神聖な気持ちでお参りできた」
4月中旬、丸亀市在住のフリーアナウンサー中野美奈子さんが、金刀比羅宮の書院を訪れました。
現在 特別公開中の伊藤若冲の「百花図」を見るためです。
（中野美奈子さん）
「私、9年前に一度、家族で特別公開を見に来ていたはずなんですけど、その時よりもより色が鮮やかになっているというのとこんなに貴重な絵がこんなにたくさんあったんだというのを改めて感じることができて、すごく幸せな気持ちになった」
（中野美奈子さん）
「生で見るとすごいですね」
伊藤若冲の「百花図」は201点もの花を奥書院のふすまと壁一面に描いたものです。花びら一枚一枚まで、緻密に書き込まれた色鮮やかな花々はまるで植物図鑑のようです。
伊藤若冲が百花図を描いて約260年。長い年月の間に、絵の具がはがれたり、紙に亀裂が入ったりと傷みが目立つようになったことから、2021年11月から、京都で修復を行っていました。
（中野美奈子さん）
「実際に若冲がここに来てこの絵を描いたのですか？」
中野さんを案内するのは、金刀比羅宮の琴陵泰裕宮司です。
中野さん「いろんな所に絵が描かれていて、一つ一つ違うんですよね。元々、どういった部屋だったんですか？」
宮司「私どもの先祖が暮らす部屋だった」
実は琴陵宮司、中野さんとは、同じ高校の先輩と後輩なんです。
（中野美奈子さん）
「宮司さんと私は高校の先輩後輩なんですけど、同世代の宮司さんのお話を聞いてこんぴらさんて歴史ある古い有名なところなんですけど、さらにそれをライティングだとかいろんなアイディアで、若い方にも親しみやすいように工夫されているなという印象を受けた。こんぴらさん自体を良くしようという思いが宮司さんからも伝わって来たので、何か、私も同世代として、こんぴらさん、香川県を盛り上げていけたらいいなと思いました」
中野美奈子さんが金刀比羅宮の「百花図」の魅力に迫った「よみがえる若冲の花」は、13日（土）午後1時半から放送、15日からは番組ホームページで配信も行います。
