香川県琴平町の金刀比羅宮は、所蔵する文化財の修復のために行ったクラウドファンディングで、目標の1500万円を達成したことを明らかにしました。
金刀比羅宮の宮司が豊作を願う「祈年祭」に合わせて、クラウドファンディングの目標達成を神様に報告しました。
金刀比羅宮は、江戸時代の絵師・伊藤若冲の「百花図」など約3000点の文化財を所蔵しています。一部が損傷していて修復が必要ですが、新型コロナの影響で参拝客が減り、費用の確保が難しくなりました。
そこで、特に損傷が激しい3点を修復しようと、2月1日にクラウドファンディングを始めたところ、15日に目標の1500万円に達したということです。
(金刀比羅宮/琴陵泰裕 宮司)
「我々が想像していた以上に早く目標金額を達成した。本当にありがたいという気持ちしかございません」
クラウドファンディングは3月17日まで行い、目標を超えた額は、所蔵している他の文化財の修復に使うということです。