「沖縄県の首里城を3度救った」と言われる香川県出身の鎌倉芳太郎の顕彰会が沖縄にできました。2024年の顕彰碑設置に向けて動き出しています。
7日午後、那覇市のホテルで沖縄の顕彰会の設立総会が開かれました。
香川県からは地元の顕彰会の佃昌道会長が出席。沖縄県からは「鎌倉芳太郎」研究の第一人者で沖縄県立芸術大学名誉教授の波照間永吉さんや那覇南ロータリークラブのメンバーら約50人が出席しました。
鎌倉芳太郎は、1898年・明治31年に香川県三木町に生まれ、現在の東京芸術大学を卒業後、美術教師として沖縄に2年間赴任しました。
その後、大正から昭和にかけ数回にわたり沖縄を訪れ、沖縄の文化・風俗などの研究し、当時の貴重な写真や取材ノートを残しました。
鎌倉芳太郎が残した資料が、その後の平成や令和の首里城の復元に大きな役割を果たしました。
沖縄の顕彰会は、香川県の顕彰会とともに1千万円を目標に募金活動を行い、2024年に首里城が見える場所に顕彰碑を設置したいとしています。