美作市議会の議長選挙を巡る贈賄事件で、市議会の政治倫理審査会が投票の依頼を受けた議員4人から聞き取りを行いました。
審査会は、議員が政治倫理に違反しているかを調べるため美作市議会が設置したものです。6回目の11月1日は非公開で行われました。
この事件は、美作市議会の鈴木悦子議員が、2023年4月の議長選挙で自分に投票してもらおうと市議4人に合わせて20万円を渡そうとした罪で、9月に罰金100万円の略式命令を受けたものです。
審査会の田村秀昭会長によると11月1日は、鈴木議員が投票を依頼しようとした市議4人から、それぞれ当時のやりとりなどを聞き取りました。そして、審査会として4人とも金の受け取りを断っていたことを確認できたとしています。
（美作市議会 政治倫理審査会／田村秀昭 会長）
「4人がそれぞれ、潔白という言い方がいいか分からないが、それぞれの立場できちんと断ったことが分かった」
審査会は11月中旬をめどに審査結果を出すとしています。
