贈賄の罪で略式命令を受けた岡山市の美作市議に政治倫理違反があったかどうかを調べる3回目の審査会が開かれ、市議への質問内容について意見をまとめました。
美作市議会が設置した政治倫理審査会には6人の市議が出席し、非公開で行われました。
美作市議会の鈴木悦子議員は、2023年4月の議長選挙で自分に投票してもらおうと、市議4人に合わせて20万円を渡そうとした贈賄の罪で9月、罰金100万円の略式命令を受けています。
審査会は次回、鈴木悦子議員から聞き取りを行うことにしています。出席した議員によると18日の審査会では「誰に金を渡そうとしたのか」などの質問内容を決めたということです。
金を渡そうとされたとされる4人の市議のうちの1人は、KSBの取材に対して「現金は封筒に入っていてその場にいた1人が預かり後日、鈴木議員に返した。自分は封筒の中を見ていないし金額も知らなかった。議長選挙は自分の考えで、別の議員へ投票した」と話しています。
審査会は11月中旬をめどに調査結果をまとめるとしています。