贈賄の罪で略式命令を受けた岡山県美作市の市議に政治倫理違反があったかどうかを調べる市議会の審査会が、2回目の会合を開き、11月中旬をめどに調査結果をまとめることを決めました。
審査会には、委員に委嘱された6人の市議が出席し、約2時間、話し合いました。
美作市の鈴木悦子議員は、2023年4月の議長選挙で自分に投票してもらおうと、市議4人に合わせて20万円を渡そうとした贈賄の罪で9月、罰金100万円の略式命令を受けました。
12日の審査会で、鈴木議員本人への意見聴取の日程などが決まりました。審査会の田村秀昭会長は、「一刻も早く、慎重に解決したい」と次のように話しました。
(美作市議会 政治倫理審査会/田村秀昭 会長)
「議会がちゃんとできていないんじゃないかというように思われていることを、どう払拭していくか。そのためには、当該の議員さんにおいでいただいて、真実をお話していただいた上で、私たちがどうすべきか」
審査会は今後、原則非公開で行い、11月中旬をめどに調査結果をまとめ、議長に報告するとしています。