勤務する会社の労働組合の口座情報を改ざんし、そのデータをもとに担当者に事務処理をさせたとして、香川県さぬき市の会社員の男(50)が私電磁的記録不正作出と供用の疑いで、21日再逮捕されました。
男は、7月に高松市の路上で上司をゴルフクラブで殴ったり、ナイフを刺したりして殺害しようとしたして、逮捕・起訴されています。
警察によりますと、男は勤務する会社の労働組合の口座を管理する担当課にいました。2019年~2023年の間、5回にわたって会計報告に向けて口座の決算報告書を作成した際、預金残高を実際よりも多くあるように装って通帳の取引履歴を改ざんしたPDFファイルを不正に作った上、これを組合の執行委員長らに提出して事務処理させた疑いが持たれています。
警察が殺人未遂事件の捜査を進める中で容疑が発覚し、男は容疑を認めているということです。
組合の口座の実際の残高との差額は数百万円にのぼっていて、警察が犯行の動機などを調べています。