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岡山県の刑法犯認知件数 2023年は前年から15%増でコロナ禍前と同水準に

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 岡山県警が2023年の刑法犯認知件数をまとめました。それによると刑法犯の認知件数(暫定値)は、前年から1224件増加し、9231件となりました。

 刑法犯認知件数は、2002年をピークに減少が続いていました。新型コロナが感染拡大した2020年(7832件)は、2019年(9436件)から大きく減少。2021年(7535件)もさらに減少しました。一方、2022年は8007件と20年ぶりに増加に転じ、2023年はコロナ禍と同水準となりました。

 岡山県警は「新型コロナ5類移行により、社会活動が戻ってきたことが影響している可能性がある」としています。

 認知件数のうち、特に自転車盗・オートバイ盗・車上ねらい・万引きが増加していて、全体の約5割を占めました。自転車盗などは鍵をかけていないものの被害が多かったということです。
 警察は、「鍵かけ」を習慣化することなどを呼び掛けています。

 また、2023年の特殊詐欺の認知件数は182件で、被害額は約6億780万円でした。前年と比べると、認知件数は23件、被害額は約2億9140万円増加しました。
 「架空料金請求詐欺」と「還付金詐欺」で全体の約6割を占めていて、被害者の6割以上が65歳以上の高齢者でした。

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