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「空飛ぶクルマ」の事業化へ 香川県が旅客輸送など事業展開案示す

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 次世代の物流や移動の手段として注目されている「空飛ぶクルマ」の事業化に向け、香川県が具体的な活用方法などを盛り込んだ計画案を示しました。

 2025年の大阪・関西万博での実用化が計画されている「空飛ぶクルマ」は、島しょ部への人の輸送や物資の配達など、さまざまな分野で活躍が期待されていて、香川県も産官学連携の協議会を立ち上げて事業化に取り組んでいます。

 香川県庁で行われた会議では、県内の人の流れや移動距離などの調査結果に基づいた事業展開案が示されました。

 県は「空飛ぶクルマ」の活用を段階的に進めるとしています。導入段階では、サンポート高松と高松空港、小豆島や直島などの島しょ部を結びます。そして、観光や都市間のルートを拡大しながら、2030年代前半以降には旅客輸送も行いたいとしています。

 料金は、2035年ごろには、サンポートから高松空港へ2万1000円、小豆島へは2万5000円程度と想定しています。

 県は「空飛ぶクルマ」の事業化の計画案を2023年度中にまとめる方針です。

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