次世代の物流や移動の手段として注目されている「空飛ぶクルマ」の展示場が10日、岡山県倉敷市にオープンします。
「空飛ぶクルマ」は、中国の企業が作った2人乗りの機体で、全長は約5.7m。16枚のプロペラがあり、最高で時速130kmで飛ぶことができます。
この「空飛ぶクルマ」の展示場が10日、倉敷美観地区の隣にオープンします。
整備したのは、倉敷市の水島地区で航空宇宙分野の研究などをしている一般社団法人「MASC」です。
MASCは、2023年2月に笠岡市の空港で「空飛ぶクルマ」に人を乗せて試験飛行をするなど、実用化に向けた取り組みを進めてきました。
より多くの人に知ってもらうおうと、展示場をオープンさせることにしました。展示場には、VR(仮想現実)で体験できるコーナーもあります。
MASCは、将来的に「空飛ぶクルマ」が、災害時の支援や観光などで活用されるようPRしていきたいと話しています。
(MASC/坂ノ上博史 事務局長)
「島と島をつなぐような観光、あるいは瀬戸大橋のようなものを、空から見る。こんな体験がこの倉敷から発信できればと思っています。ぜひ実機に触れて、VRを含めて体験して知っていただきたい」
展示場への入場は11月10日から12日までは無料で、その後、有料(一般500円)となります。