岡山県では多くの公立高校で、9日、入学式が行われました。
320人が入学した岡山南高校では、多様な価値観に配慮した新しい制服が導入されて以降、初めての入学式となりました。
岡山南高校では、多様な価値観に配慮し、生徒の選択肢を増やすために、2024年度の新入生から男女ともにスーツスタイルとセーラースタイルから選ぶことができるようになり、男子の詰め襟の学生服はなくなりました。
(新入生代表・商業科/竹内暖陽さん)
「岡山県立岡山南高等学校の生徒としての誇りを持ち、努力してまいります」
この制服は、2021年度末から教員と生徒が地元の学生服メーカーと一緒に考えてきたデザインです。
(新入生・生活創造科/綱井美智さん)
「自分がズボンの方が好きで値段も安かったので、制服の幅が広がっていくのがいいなって思います」
(新入生・生活創造科/富倉唯葉さん)
「幼少期からズボンをずっとはいていて、動きやすいっていうのもあって好きなので選びました。個性も出るし、見た目でどんな人かも分かりやすくなるので、広がってくれたらうれしい」
(岡山南高校 制服プロジェクトチーム/中村佳子 指導教諭)
「それぞれの個性を大事にしつつ、それをお互い認め合える人間づくりを、制服を通して考えてもらえたらうれしい」